映画会 『海にかかる霧』 を観る

映画会より新年のご挨拶を、明けましておめでとうございます。今年もたくさん良作に出会う旅を続けていきたいと思います!

新年最初の上映作品として選んだのは今『パラサイト 半地下の家族』で話題をかっさらっているポン・ジュノ監督(オスカー受賞はなるのか?)が『殺人の追憶』でタッグを組んだシム・ソンボと制作した『海にかかる霧』(2014)でした。

2001年に実際に起きた「テチャン号事件」をテーマにした戯曲をもとにした作品なのですが映画の中盤で起きるあるハプニングを転機に怒涛の展開となり、充実の出演者たちの名演技も相まって観るものを物語のなかに引きずり込んでいきます。

鑑賞後「ポン・ジュノ現代のドストエフスキー」だという感想が聞かれましたが、私はその時『罪と罰』の一節を思い出しますた。「なるほど、もうはじまってるのか、あれの罪が!」

気になる方は是非鑑賞をお勧めしますが、精神的に元気な時に観るのがベターかもしれいません! それではまた来月。

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