8月23日（日）に、8月の映画会を実施しました。
映画会とは言いましたが、実際はゲームをプレイしました。『DEATH COME TRUE』というゲームです。ゲームとは言っても、実写のゲームかつ選択肢を選んでいくことで分岐していくインタラクティブなゲームでした。
今回企画をたててくださった卒舎生の感想を以下に掲載します。
▼前回の映画会
スクリーンの向こうへ手を伸ばす
目覚めると豪華ホテルの一室。謎のモーニングコール。浴室を開けると浴槽に横たわる見知らぬ女性。そしてテレビに映し出される指名手配の連続殺人犯の顔は自分ー
と、ここまで読んで何も感じなかった人はここで読むのをやめましょう。そしたらウチも書く分量が減ります。ラッキー。
……、とはいえ我が親愛なる後輩しもちゃんに執筆依頼を頼まれてしまった以上しっかりきちんと書かせて頂きます。どうもこんにちばんは、OB中島です。
2020年6月28日。『デスカムトゥルー』発売から3日後[1]。徹夜で1周目をクリアしたウチは思った。「是非映画会で上映したいッ……！」
ところで賢い読者さんは上記の文章のどこかに引っかかっているはずでしょう。「１周目クリア？なんでゲームを映画会で？」と。
さてこの『デスカムトゥルー』一体何物なのかというと、物語が進行するたび現れる選択肢によって、次の行動や物語の結末までもが決まるという『インタラクティブムービーゲーム』と呼ばれるジャンルの作品なのです。
映画を観る時、我々視聴者は主人公の目線から彼/彼女の行動を、第三の視点（ナレーションやカメラ）からキャラクターの動きを追体験するわけですが、視聴者はスクリーンの向こうに干渉することはできず、どれほどあなたの意にそぐわない展開だったとしても物語はどんどん進んでいきます。
この、映画と視聴者の一方的な関係に新たな風を吹き込んだのが『インタラクティブムービーゲーム』といえるでしょう。
本郷奏多や栗山千明、佐藤二朗といった豪華キャスト、最新のCG技術をフル活用したハイクオリティな映像、そしてゲーム『ダンガンロンパ』[2]シリーズを手掛けた鬼才、小高和剛[3]の予測不能でスリリングな脚本。これらで構成された映像の中で、次は何をするべきか、目の前の相手を信用するか否か。記憶を失い殺人犯に仕立て上げられた主人公、カラキマコトの行動を選択するのは視聴者（プレイヤー）であり、視聴者のあなたはカラキマコトとして物語を進行させるのです。
この、『画面の向こうの「私」が物語に干渉する』ということが、映像作品でできてしまうということにウチは衝撃を受け、心を惹かれ、この体験を皆に紹介したいと思って今回映画会で『デスカムトゥルー』を紹介したのでありました。
『これは映画なのか？ゲームなのか？』
これは公式ホームページに書かれているキャッチコピーです。実際に観た（プレイした）あなたはどう思いました？そしてこれを読んだ未視聴・未プレイのあなたがいつか『デスカムトゥルー』に触れたときどう思ったか、ウチはぜひぜひ知りたいです。
[1] 発売日（25日）は仕事だったためプレイどころか買いにも行けませんでしたぁ。悔しいでしょうねぇ！
[2] スパイクチュンソフトより開発・発売されたハイスピード推理アクションゲーム。『超高校級』と呼ばれる様々な才能を持つ高校生たちが何者かによって『コロシアイ』を強いられ、殺人が発生するごとに学級裁判で犯人とその犯行を暴くことでゲームが進行される。これまでに本編3作、外伝1作が発売されており、いずれも小高氏のポップでサイコで先を読ませないシナリオ、学級裁判で繰り広げられる新感覚アクションゲーム、圧倒的豪華キャストといった要素で、1作目発売から10年経った現在も絶大な人気を誇っている。なお本作は筆者が就活疲れを起こしていた際どっぷり沼っていたゲームであり、1番好きなタイトルは3作目の『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』。林原めぐみ（『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイ、『名探偵コナン』の灰原哀etc…）の声帯で話す美少年『超高校級の探偵』最原終一君はいいぞ。
[3] 筆者は『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』の結末以来小高氏のシナリオに絶対的信頼感を寄せている。
まとめ
というわけで映画会初の試みとしてゲームをやりました。
今回の反省としては、ipadとスクリーンをつなぐのに時間がかかりすぎたということです。そのうえ、著作権への配慮からか画面共有が出来ず結局ipadでみることになるという…。
次回はipadとスクリーンを直接つなげるlighting-HDMIの変換ケーブルを用意しておかなければと思いました。